シュレッダーのカッター刃の部分の手入れ方法について
シュレッダーの心臓部ともいえる紙屑を細断する機構"、カッター"のお手入れについてです。
ハンドシュレッダーのカッターのメンテナンス
刃は、なるべく紙屑が挟まったり詰まっていない状態で使いたい。紙を何枚か処理し終わった後に、ハンドルを逆回転させます。挟まった紙がいったん挿入口に戻ってくるので、またハンドルを正回転させることで紙の挟まりやつまりをかなり解消できます。
カッターの刃の手入れのために、ときどき刃に油をさしてやりましょう。刃の寿命を伸ばせます。 具体的には、油を刃に直接さす方法と、油の染み込んだ紙を細断することで間接的に刃に油をさす方法とがあります。
油はシュレッダー専用のものが市販されています。作業の目的は刃に油をさすことで油膜を作って、刃の回転をスムーズにさせるとともに、錆び止めをするということです。自転車のチェーンの錆び止めの関連ページを見ると、自転車油(チェーンオイル)が使えそうですね。自動車のエンジンオイルも代替品として挙がってました。
CRC5-56は使えそうな気がしましたが、使ってはいけません。5-56は刃についている油を落として、すぐに乾燥してしまいます。油がなくなると刃が錆びてしまいます。5-56を潤滑油だと思って使ってはいけないんですね。
サラダ油は酸化しやすく金属に対しては錆や劣化の原因になるので、使うのは止めましょう。
電動シュレッダーのカッターのメンテナンス
潤滑用油をカッターに直接垂らすか、紙に染みこませて裁断するかになります。
フェローズシュレッダー専用オイル
フェローズ シュレッダー専用 メンテナンスオイル 半月に1回のお手入れでシュレッダー長持ち 37250
専用メンテナンスシート
紙の同時細断枚数が3枚以上の電動シュレッダーの手入れでは、専用メンテナンスシートを使えば、いちいち専用オイルを紙に塗布して使うよりも楽に済みます。コスト的には割高にはなりますけど。
コクヨ(KOKUYO) シュレッダー メンテナンスシート 13枚 KPS-CL-MSA4
可燃性スプレーは絶対使わない
LPガスなど可燃性ガスを含む潤滑油スプレーやエアダスターの使用は禁止されています。スプレーを紙投入口などから噴霧すると、可燃性ガスがシュレッダー内部に滞留した状態となり、その時に電動シュレッダーを使用すると、モータやスイッチのわずかな火花が発火源となり、滞留した可燃性ガスに引火し、爆発現象が起こることがあるからです。
社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会 シュレッダ部会 スプレーに関する質問(9)から引用
https://shredder.jbmia.or.jp/attention_02.html
ハンドシュレッダーのカッターのメンテナンス
細断する紙に油を塗ってシュレッダーに通す。そういう作業になります。あらかじめ油を染ませた紙がセットになった”シュレッダーメンテナンスシート”がありますが、シートの厚みが紙3枚分ぐらいあるため、ハンドシュレッダーには不向きです。メンテナンスシートで紙詰まりさせてしまっては元も子もありませんから。